グループ会社(株)TYO、ソニーPCLとバーチャルプロダクション技術でカーチェイスをテーマにした動画「drive」を制作 ~「清澄白河BASE」で撮影した“走行距離0kmのカーチェイス”特別映像を公開~

グループ会社の株式会社TYO(本社:東京都港区、代表取締役社長:早船浩、以下TYO)は、ソニーピーシーエル株式会社(東京都港区、代表取締役 執行役員社長:中村英明、以下ソニーPCL)と、バーチャルプロダクションのより実践的な可能性の探求のため、全編を『清澄白河BASE』のスタジオ内で撮影した“カーチェイス”コンテンツ「drive」を共同制作し、2023年5月24日(水)13時にソニーPCL公式YouTubeにて公開いたしました。

 

 

▲本編「drive」

▲メイキング 「drive behind the scenes」

本作は、「バーチャルプロダクションを映像制作のあたりまえの選択肢にする」ことを目指し、テレビCMを中心とする広告映像を数多く手掛けているコンテンツプロデュースカンパニーのTYOと、2020年より同技術の日本国内普及を目指し活動しているソニーPCLの共同プロジェクトとして制作しています。

今回使用しているLEDウォール型のIn-Camera VFX形式のバーチャルプロダクションは、現実空間にいる被写体と3DCGで構成された仮想空間の背景を、1台のカメラで同時に撮影する技術です。仮想空間の背景をリアルロケーションのように撮影することができ、リアルタイムで合成処理を行うことができます。それにより、編集時間の短縮が期待できるほか、リアルロケーションでは許可が下りないシチュエーションや撮影が難しいアングルなどを、クリエイターが求める効果的な演出方法での表現を実現することができます。 特に、バーチャルプロダクション技術は光の映り込みや反射表現を得意とするため、自動車を被写体とする撮影で世界的に制作事例が出てきています。その中で、走行シーン撮影の安全性、輸送コスト、ロケーションの制限など様々な課題に対応するための解決策としても注目されています。

 

本プロジェクトでも、反射表現で実現するリアリティ映像表現を追求し、特に車体への映り込みにこだわりました。背景CGの制作や品質を追求するための撮影計画に向け、今回は企画段階からゲームエンジンを活用したシミュレーションを重ねました。それにより初期段階から具体的な完成イメージをスタッフ間で共有できたことは、映像表現のクオリティを一段階上げることに繋がりました。

今後は、本コンテンツ制作を通じて得た知見をイベントなどを通じて発信し、バーチャルプロダクションが効果的な撮影手法の選択肢となる環境づくりに努めていきます。

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