2018年10月18日


当社が協賛する「高尾小仏植樹祭2018」(主催: NPO法人 国際ふるさとの森づくり協会)に当社およびグループ社員が参加いたしました。「高尾小仏植樹祭2018」は、「高尾小仏の森」森林再生プロジェクトの第2回目植樹祭として行われました。

本プロジェクトは、中央自動車道・小仏トンネルの工事で出た残土を積み上げた斜面(約9,000㎡)を数年かけて生物多様な豊かな森に変えることを目指しています。世界各地で苗木を植樹してきた宮脇昭氏が考案した宮脇方式の「ふるさとの森づくり」の手法を用い、植樹後の維持管理が不要な自然林を速やかに再生し、ニセアカシアなどの外来植物が茂る荒れ地を、高尾陣馬自然公園にふさわしい豊かな森に復元します。

宮脇方式の「ふるさとの森づくり」は、独特な植樹方法で、地域に古くから生植する樹種の苗木を選定し、不規則に混植・密植させることで(混植・密植方式植樹)、樹種を力強く成長させ、バランスのとれた豊かな森を短期間で形成させる森づくりです。


2015年より実施している植樹祭への協賛は、今年で4回目となります。植樹祭への資金助成ほか、環境保全のための参加型CSR活動として、当社およびグループ社員とその家族が参加いたしました。1,226㎡の土地に、32種類4,089本の苗木を参加者280名とともに植えました。

イベント概要

高尾小仏植樹祭2018

混植・密植方式植樹の森づくりの特徴

その土地本来の樹種(潜在自然植生)の苗木を選定・育成し、自然の森のシステムにそって不規則に混植(※1)・密植(※2)させる植樹方法。植樹後の3年間は除草などの育樹を行うが、その後は人の手を加えずに成長させ、15〜20年の短期間でバランスのとれた豊かな森を形成させる。

※1 混植: シイ・タブ・カシ類等の20種以上の常緑広葉樹の樹種を混ぜて植えること。混植することで病虫や風水害に強い苗木が育つ。  

※2 密植: 1平方メートルあたり3本の間隔で密に植えること。常緑広葉樹林の成長量は夏緑広葉樹林や針葉樹林よりも大きく、1ヘクタールあたり年間27トンの二酸化炭素を固定化する。また常緑広葉樹の根は深根性・直根性なので、地中にしっかりと根をはり、山崩れを防止するなどの防災機能も高い。

宮脇昭氏プロフィール

「宮脇方式」と呼ばれる混植・密植方式植樹を考案、世界各国1,700箇所以上、累計4,000万本以上の植樹指導を行う。 
(財)地球環境戦略機関 国際生態学センター 終身名誉センター長、横浜国立大学名誉教授 
地球環境国際賞「ブループラネット賞」、ほか多数受賞

本件に関するお問い合わせ先

AOI TYO Holdings 広報チーム 
03-3779-8006